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2-year MBA program

Babson MBAは、学生が起業家精神を習得できる実践的なカリキュラムと起業を支援する環境を特徴とするMBAプログラムです。米ニューズ・アンド・ワールド・リポート誌のMBA世界ランキングにおいて、起業家精神(アントレプレナーシップ)部門で25年連続で世界1位を獲得しています。Babson MBA出身の著名な日本人としては、トヨタ自動車社長の豊田章男氏、イオン社長の岡田元也氏、佐藤製薬社長の佐藤誠一氏、村田機械会長の村田純一氏がいます。
Babsonの思想は、Entrepreneurial Thought&Action(ET&A)に集約されており、起業家として、または組織の経営者や一員として、起業家的な発想と行動力を身につけることを目指しています。

1.MBAの各データ(Class of 2020からの統計)

クラスサイズ:158人

社会人経験の平均年数:5.4年

GMATの平均スコア:619

GPAの平均:3.2

女性比率:33%

留学生比率:80%

 

2.Entrepreneurial Thought and Action®(ET&A™)について

Babsonでは独創的なEntrepreneurial Thought and Action®(ET&A™)という方法論を取っています。これは大学生、卒業生、経営幹部の行動、実験、訓練のバランスを取るように意図されており、ビジネス上の問題以上に、大企業の革新、家族の育成、慈善団体の創設、世界的な社会問題の解決を図ることを目標にしています。具体的には、“始める”、“具体的なアクションへ踏み出す”、“違いを生む” といった観点を重視した教育を展開しています。

 

3.MBAでの6つの学習目標

MBA学習目標として“起業家思考と行動”、“社会的、環境的、経済的責任”、“自己と状況の認識”、“深い機能知識と統合能力”、“地球環境の管理”、“リーダーシップとチームワーク”の6つの目標を定め、定期的に評価しています。

4.教授陣

パワフルな教授が多く、授業中に教室を所狭しと動きながら生徒の発言を積極的に促す授業が多くあり、飽きずに授業を楽しめます。時には教授が目の前まで来て質問を問いかけることもあります。またビジネス経験のある教授が多く、理論と実践の乖離を指摘し、独自の改良を加えた教育を展開していることも魅力のひとつだと思います。Babsonでは既存の経営理論の弱点を改良することもアントレプレナーシップであると捉えており、そういった意味で教授にもアントレプレナーシップを求めています。

 

5.生徒

ファミリービジネス出身の学生が多いことがBabsonの特徴であると言えます。卒業後は社長や将来の社長候補として戻ることが決まっているため、具体的な経営の課題や事例を授業で展開されること、また他の生徒にとって将来の重要なビジネスネットワークになり得る点で、この特徴は非常に良い特徴であると思います。また、ファミリービジネス出身でなくても、自身で起業や新しいことを始めることを考えている生徒が多く、生徒同士で非常に良い刺激を与え合える環境となっていることも利点であると思います。

 

6.起業家を育てる仕組み

Babsonには学生を起業家として育てるためのサポートが充実しています。一つ目はサマーベンチャープログラムであり、夏休みの10週間を通して、MBAだけでなく学部生やF.W. Olin College of Engineering、Wellesley Collegeから面接を通過した約15チームに学生寮、コワーキングスペース、専任顧問、専門家のスピーカー/メンターを提供されます。またプログラムの後、10年以上にわたる数百人のSVP卒業生の強力なネットワークに加わります。二つ目は起業サポートコースの提供であり、面接を通過した学生は学期中に毎週のセッションを通して、教授、関連する分野の起業家、および同じプログラムに参加している他の学生からアドバイスや指導を受けることができます。三つ目は個別のプロジェクトスペースの提供で、学生は自分のビジネスアイデアをもって学校側と面接を行い、面接を通過すれば授業のある期間は個別のスペースが与えられます。その他、賞金付きのビジネスコンペ等も多数あります。

 

7.ボストンというロケーション

ボストンはライフサイエンス、クリーンエネルギーやロボット工学等の分野でエコシステムが形成されており、スタートアップの資金調達ではシリコンバレーについで全米2位にランクインしています。名だたる大企業やベンチャーキャピタルがオフィスを構えており、数々の名門大学やアクセラレータ、インキュベータもボストンで活動していることから、ミートアップイベントやスタートアップのピッチイベントが毎週のように開催されています。学生環境ではなく、実際のビジネス環境で行われる数々のイベントは学生のネットワークを広げるばかりではなく、知的好奇心や向上心を刺激するものです。BabsonのMBA学生はCambridge Innovation Center (“CIC”)と結び付きもあり、イベント企画等の活動も行っています。更にHarvardやMIT等の名門大学にて開催されるビジネスイベントにも簡易にアクセスできる環境である点もボストンに居を構える学校へ通うことの魅力であると言えます。

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